2021年

今日は2021年7月16日、東京2020オリンピックまであと一週間らしい。

私がいつも喚いていることやテーマにしていることといえば、矮小で個人的な問題ばかりだが、ここ最近の社会の混沌の極まり具合は、それに対してもの申そうとしない、問題を是正すべきとも言わない、気力に乏しい私でも、ぼんやり「大変なことになってきたね」なんて言ってしまう。

社会問題より私の超個人的な問題の方が遥かに重大だよ、そりゃ人間自分のことしか分からないんだから、と思ってきたが、マスクを毎日つけなければ外出できなかったり、飲食店が20時で閉まる光景を見ていると、ぼんやりとしてた社会なるものがとうとう自分のとこにもやってきたなと、素朴な感想を抱いてしまう。随分ボケっとした生き方なような気もするが。訳の分からない世の中では、自分のしてることの訳が分かっていなくても、生きてはいけてしまう。私は幸運か白痴か、今まで生きていけてしまった。

コロナ禍で、「こんな生活になるなって思ってもなかった」なんて聞こえてくるけど、こんな変化を予想していないことは当たり前で、むしろ、世の中の先行きが読めないこと自体が自明なんじゃないかという思いを強くしている。じゃあどうすればいいかというと、腹を決めて社会に投げかけていくか、流れと全く関係ない個人的な作業に集中するしかないと思うが、私はこの文章を打ち込んでいる時点ではどちらに対しても情熱が乏しい。結局個人的な話に帰着してしまったが、とうとうカオス極まってきた世界に、自分でもなにか言いたくなったのです。